Kanako Tsuji / Editor in Chief
荷物預かりサービスecbo cloak(エクボクローク)は、「荷物を預けたい人」と「荷物を預かるスペースを持つお店」をつなぐシェアリングサービスです。アプリからの事前予約で、カフェ・美容室・郵便局・駅構内など、多種多様なスペースに荷物を預けることができます。
「荷物を預ける」と聞くと、きっと皆さんが普段一番馴染みがあるのはコインロッカー。
コインロッカーの良いところは、多くが駅構内にあるので用事の前後に預けやすく、特に登録なども必要なく誰でも簡単に使える、というところでしょうか。
ecbo cloakがコインロッカー代わりに?
日本ではコインロッカーがかなり普及しており、すでに便利。その上で、ecbo cloakを選ぶ理由とは?
それは、ecbo cloakの三つの特徴にあります。
①マップから周辺のecbo cloakを探すことができる
②前もって予約ができ、スペースを確保することができる
③店舗・施設の空きスペースに預けるので、従来のロッカーサイズに制限されない
つまり、コインロッカーにあった次のような課題を解決してくれるのです。
①コインロッカーの場所がわからない、預けたロッカーの場所を忘れる
②空いているか否かはその場に行ってみないとわからない、実際空いていないことも多々
③それぞれ小・中・大サイズのロッカーに合わせて荷物を入れる必要がある
荷物預かり以上の体験
コインロッカーとの大きな違いはもう一つあります。
コインロッカーは無人、ecbo cloakは有人です。
ecbo cloakは、アプリ・ウェブを介して予約をするというデジタルな側面と、対面で荷物を預けるというアナログな側面を持っているのです。
荷物を預ける先に、一人の店舗スタッフ、カフェオーナー、美容師、薬局のおじいちゃんがいたりする。
手渡しで荷物を預ける安心感と温かみ、出会いと会話を生み出し、単なる荷物預かりに終わらない体験をecbo cloakは提供できると考えます。
「荷物」という概念
そもそも荷物を預けない、コインロッカーを使うことがなかった方にもecbo cloakが使われる世界では、「荷物」という言葉の概念も変わります。
固定電話から携帯電話に、紙の地図から「Googleマップ」に、革財布から「おサイフケータイ」「電子マネー」になり、スマホ一つあれば出かけられる時代になりつつあります。
そこで、スマホ以外の持ち物は近くのecbo cloakに置いて行く。身も心も軽く、いつもよりちょっと遠くまで行ける。
と同時に、スマホから目を上げられない生活から、失われつつある対人コミュニケーションを生むのがecbo cloakなのです。