後藤 礼寛
初めまして。東京大学経済学部経営学科4年の後藤礼寛(ごとうれお)と申します。
大学では、学部横断で学内で選抜されるグローバルリーダープログラムの2期生として、2年間で二度の奨学金付き短期留学に行ったり、留学生のサポートや交流事業を運営するなど、国際的な活動に従事してきました。
学業以外では、サッカーと旅行が趣味で、様々なコミュニティでサッカーをしたり試合観戦をしたりしているほか、長期休みを活用しこれまで30カ国近くの国を旅してきました。
ecboでインターンを始めたきっかけは?
もともとオーナーシップを持って物事に取り組むことが好きで、将来は自身で起業して社会貢献をしたいと漠然と考えていたことから、スタートアップで働くとはどういうことなのかを実際に経験したいと思っていました。そこで、大学2年の時にスタートアップでインターンをやろうか検討したのですが、大学の活動もあり、時間的な制約を理由にやりませんでした。
そこからだいぶ年月が経つのですが、大学4年になり、2度目の留学を終えた秋前くらいから卒業まで時間ができたので、友人である西本がすでにインターンとして働いていて、かつ自身も旅行者としてその利便性を感じる、とても良いサービスを提供しているecboにジョインしようと決めました。
ecboでの経験
ecboにジョインした当初はインサイドセールスという、ecbo cloak(エクボクローク)に登録をしてくださった店舗オーナーの方に対して、サービス開始をサポートする業務を主に担当していました。
具体的にはオーナーの方にお電話で、操作方法やトラブル時の対応などを説明し、店舗をサービス上に掲載するまでを実行していました。
インサイドセールスの業務に慣れてきてからは、商談を任されるようになり、社員さんが行く大手の企業様との商談に同行したり、個店の場合には一人で商談をしてクロージングするところまで行なっていました。
2018年10月にはハロウィン特別イベントを、スペースマーケット様と連携をして行った際に、運営側として貸しスペースでハロウィン参加者の荷物を預かったり、年末にはJR九州様との実証実験で実際に博多駅の荷物預かり所に立ち、荷物を預かるなど、普段経験することのないオーナー様側の実体験を得ることができとても有意義な経験になりました。
ここで得た知見やノウハウは自身が商談する際にも、オーナー様の視点からの話もセールストークに盛り込むことができました。
他にもTechCrunch Tokyo 2018のブースで来場者にサービス説明をしたり、他企業のプレゼンテーションを聞く機会もありました。
12月に入ると新規店舗開拓にも本格的に従事することになり、テレアポや飛び込みで店舗に営業をかけるなど、別業務と並行して行っていました。結果、需要の多いエリアでの店舗を0から獲得することができたり、実際に自分が獲得した店舗が多くのユーザーの方に使われているのを見て、非常に達成感を感じました。
ecboでのインターンを通して感じたことは、まず中からの景色と外からの見え方はだいぶ違うということです。ecboに関してはメディアでも取り上げられることが多く、華々しいイメージを持っていましたが、実際に中で働いてみると、自分自身を含め皆必死に、地道に仕事に取り組んでいて、イメージとのギャップがありました。
例えば、新規で導入店舗を獲得する際には地道にテレアポを行うこともあったり、大手企業とのリリースを出す際には前日の深夜まで社長含めSlackで議論しているようなことも印象的でした。
社内の雰囲気はとても良く、業務体系関わらずフランクな関係性が築かれています。小さなことでも、社員・インターン関係なく、良い動きをしたメンバーを互いに称え合うカルチャーがとても好きでした。
業務外でも代表の工藤さんと定期的にフットサルをやったり、業務後に宅配ピザを囲みながら社員の方と業務以外のお話で談笑するなど、とても楽しい毎日を過ごせました。
インターンを通して自分の中で変わったこと
インターンを通して身についたのは、行動力と度胸です。これまでアルバイト以外の就業経験がなかったため、働くということがどういうことなのかイメージが湧かず、何か行動を起こすにも様々なことを想定してしまい、特に新しいことを始める時には躊躇うこともありました。
しかし、スピード感が求められるスタートアップでは、もちろん熟考することも大事ですが、それと同時に素速い決断力、行動力も求められます。飛び込み営業や、自分より一回りも二回りも年上の方に提案する商談、その他ecboでの業務を通じて、以前と比べて行動力や度胸がつきました。
卒業を迎えて思うこと
卒業を迎えて思うことは、寂しさと充実感です。
社員さんや他のインターン生を含め、一緒に働いていてとても心地良い環境でしたし、サービスとしても今後より大きくスケールすると確信しているので、今のフェーズで卒業をするのは残念な気持ちもあります。
しかし、自分がいた限られた期間の中でも、多くの業務を任せていただき、中には大きな成果に繋がったものもあり、達成感を覚えています。
自分にたくさんのチャンスを与えてくださった方々のためにも、社会人となり成長して社会貢献をすることで、間接的に恩返しできればと思っています(もちろん直接的な恩返しもさせていただきますが笑)。
今後の目標、将来について
社会に出てからの目標は、短期的には自身の就職先で自分が託される数字目標を越すほどの成果を出し、社内で表彰されることに置いています。
長期的な目標設定も好きなのですが、目標から逆算する際にどうしても不確定要素が含まれてしまい、実際の行動に落とし込みきれないこともあると感じているため、まずは直近の具体的なものにしています。
実際に成功を積み上げていくことで最終的に長期的な目標もより明確になり、かつ実現に近づいていくと信じています。
長期的なビジョンにも触れると、まだまだ抽象的ですが、将来は自分がオーナーシップを持って新たなサービス、もしくは事業を作りたいと思っています。
この背景には、ecboで自分が任されて開拓した店舗において多くのユーザーの方に利用していただいているのを見て、自身が社会にインパクトを与えていると実感できた時の喜びが大きかったことがあります。
また、代表の工藤さんが、「世の中には多くの社会課題があるが、大手企業にとっては採算が合わないために自ら課題解決のための事業を行わない場合が多く、そうした一つ一つの課題を解決するために、起業家が存在する」と話していました。
この話を聞いて納得すると同時に、自分にとっては大きな課題を解決する大きな組織の一員より、大小問わず手付かずの課題の解決を目指し、組織を率いて行くほうがワクワクすると感じたことも、ビジョン形成の背景にあります。
社会に与えるインパクトが大きいほど、またそれが自分自身が生んだサービスだとすれば、途轍もない充実感を得られると思います。
もともと人と人を繋げたり、イベントの企画運営をすることなどに充実感を覚え、自分の強みだとも感じているので、その強みを活かしたいと現段階では考えています。
欲を言えば、自分の人生に大きな影響を与えたサッカーとも関連させることができれば最高です。
とここまで色々と書いてきましたが、ecboでの経験は自分の中でかけがえの無いものとなりました。大学4年になってからのジョインということで、比較的インターンの中では遅めのスタートとなりましたが、入社時期や年齢関係なく、ecboは自分がチャレンジしようと思えばいくらでもチャレンジできる環境です。何か新しい物事を始める際に時期や年齢は関係ないと再認識することができました。
もし、何か打ち込むことが欲しいけれど時期や学年を気にして一歩踏み出せずにいる学生の方にも、ぜひecboでのインターンをおすすめしたいと思っています。全く違った学生生活になることは間違いありません!